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ベンチャー創業後の罠(Founders trap) について

公開日: : 会社, 起業 , ,


一時の熱は収まったかに見えますが、まだまだ毎年多くの会社が設立され、そして潰れていきます。成功する会社とそうでない会社は何が違うのか?そんなタイトルの本は数多ありますが、自身がその中にいるとなかなか気づかなかったりするものだと思います。私の所属する会社も数年前に黒字転換し、社員数もガツガツと増えていき、まさにGOGO!の状態です。

今朝方、会社代表と立ち話をしていてFounders Trapというキーワードがでてきたので、改めてこの意味と対策について考えてみました。

企業のライフサイクル

世に存在する企業は生物と同じく時間や環境によってさまざまな形に変化します。指南書などではよくステージなんていう言葉がつかわれます。草創期、成長期、成熟期、衰退期など呼ばれ方はさまざまですが、人間が生まれて死ぬまでのライフサイクルととてもよく似たステージを経てこの世に存在しています。人間は大小のさまざまな障害を乗り越えて今に存在しています。小さな子供のときは道端にある石ころにつまづいて転んで怪我をすることも障害ですし、高校生で受験に失敗するのも障害、大学生で就職に失敗したり、社会人で仕事に失敗することももちろん障害です。会社も同じです。それぞれのステージで全く違う悩みを抱え、考え、突破していきます。

創業直後(草創期)の罠発動まで

創業直後は創業者の色が強くでます。生まれたばかりの赤ちゃんが親の影響を100%受けるのと同じで創業直後の会社はまさに親である創業者の分身であるため、会社の雰囲気、やり方はまさに創業者そのものとなっていきます。最初のクライアントは創業者が前職でお世話になった方などというのはよく聞く話ですが、このクライアントは創業者の人格やスキルについてきた人であり、それ以上でもそれ以下でもありません。そして数年、早ければ数ヶ月で運よく事業が波に乗ると、社員数が一人二人と増えていきます。創業者が全ての営業に同行し、経理も広報も全て掌握しているうちはまだ問題ありません。赤ちゃんが成人になっても一つの脳でコントロールできるので不測の事態が起きる可能性は極めて低いです。問題はその後。社員数が10名を越えるあたりから、だんだん創業者の目の届かない場所が出てきます。これがまさにfounders trapです。

Founders trapについて

先述のように創業後のクライアントは往々にして創業者のスキル、人格、モチベーションなど、その人についてきた人々です。創業者の目が届かなくなった場所では同じ会社なのに全く異なるやり方で物事がすすめられたり、創業者しか決定権をもっていないため、Decision makingが遅くなったりと、顧客が期待する仕事ができなくなり、ついには別れの日を迎えてしまうというわけです。

いかにしてFounders trap を回避するか

創業者の性格やスキルによってやり方は多々あるかもしれませんが、王道なやり方は権限・責任の分散です。社員各人のスキルを見極め、一定の事象に対しては権限を与え、処理の高速化をはかります。副産物として諸所の責任者は自身のフィールドに対する責任感から創業者への活発な意見の提示が生まれてきます。チームワーク・チームプレーの誕生です。一人では思いつかないアイデアが生まれたり、さまざまな”主観”から危険予測ができるようになるとともに、地盤が強化されていきます。突風が吹くと一輪車では倒れてしまいますが、自転車、さらに車ならば持ちこたえることができるというわけです。

創業者に必要なスキルとは

Founders trapをまさに迎えようとしている会社で創業者に必要なスキルとは、このチームを組み立てる監督力です。プレイヤーのスキルや性格を把握し、適切なポジションに適切なプレイヤーを配置すること。プレイヤーは土偶ではありません。ゲームがスタートすれば各々の長所を活かし、存分にプレーをしてくれるでしょう。もし期待と違うと感じれば、ポジション変更を行えばよいのです。反発もあるかもしれませんが、それができるのは監督=創業者だけです。

私を取り巻く環境について

冒頭で述べたように、私が所属する会社もまさにこのFounders Trapの時期にさしかかろうとしていますが、この回避策は1年ほど前からはじめ、一定の成果をだしていると感じています。私も私のフィールドは死守します。右脳で会社の利益のことを考えながら左脳で自身の役割をきっちりはたしているつもりです。創業者に提言する社員も増えました。創業者も徐々に社員の意見を取り入れてくれるようになりました。このまま行けば、Founders Trapは無事に乗り越えることができるのではないか と思います。もちろん次のステージには次のトラップが潜んでいます。その時にはまたどこかの場をかりて頭を整理させてもらいたいと思います。

今思い出しましたが、このあたりのことは昔ホリエモンこと堀江貴文氏の本でも書いてありました。「ホリエモン」という言葉を聴いただけで拒否反応を示すしともいると思いますが読み物としてとても面白い(参考にするにはかなりのパワーがいる)のでおすすめです。

どの本だったか忘れてしまったので、とりあえず堀江貴文氏の本を載せておきます。5年前から海外在住のため、「拝金」以降は読めてないですが、「堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方 」や「稼ぐが勝ち~ゼロから100億、ボクのやり方~」は楽しく読ませていただいたことを覚えています。

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