Magentoで会員情報をインポートする方法

ECサイトのリニューアルなどで会員情報をMagentoに移行する用件がある場合のやり方です。

いろいろやり方はあるかもしれませんが、いろいろ試した結果、一番わかりやすい方法がこちらになります。

手順

  1. Magentoから会員情報をexportする
  2. Magentoから会員情報をexportする
  3. importデータを作成
  4. importデータを取り込み

既存サイトから会員情報をexportする

記載するまでもないですが、今お使いのECサイトから会員情報を取得してください。管理画面がある場合はそこからExportできるケースもあります。

そんな機能がない場合はDBにアクセスしてExportしましょう。

Excelで開くのでcsv形式がよいです。

Magentoから会員情報をexportする

次にMagentoから会員情報をexportします。

は?まだMagentoサイトつくったばかりで会員情報なんて入ってないんだけど? と思いますよね。

このあとのimport工程ではカラムのfield名を元にimport処理がなされますが、その情報ってどこにもないです。これを知るために、この工程があります。

Extentionなどを入れて会員情報にカラムが追加されている場合などは、あなたオリジナルのフィールドが追加されている可能性があるので、この工程で一度会員データをExportし、どんなフィールドがあるのか確認する必要があります。

移行Magento1.9.1の例でExport手順を記載します。また、日本語化されているので、英語版のまま使っているひとは場所から推測してください!

1. システム - インポート/エクスポート - データフロープロファイルに進みます。
2015-04-09 16_50_13-ダッシュボード _ Magento管理画面

2. Export Customersを選びます。
2015-04-09 16_53_01-プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

3. データフォーマットをエクセルXML形式にします
データフォーマットはcsvかxmlを選べるのですが、日本語を扱う場合は必ずxmlにしてください。csvだと取り込み時に文字化けを起こす可能性があります。

わかりやすいようにファイル名もexport_customers.xmlにします。
それ以外はそのままでOKです。magentoのdocumentrootの下 var/export 以下にexport_customers.xmlができます。
2015-04-09 16_56_16-Export Customers _ プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

4. プロファイルを実行を選択し、プロファイルをポップアップで実行するをクリックします。
これでExport完了です。
2015-04-09 16_57_23-Export Customers _ プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

importデータを作成

前の工程でできたxmlファイルをExcelで開きます。
2015-04-09 17_00_43-export_customers

これでほしかった、フィールド名が手に入りました。

英語ですが、あたりはつくと思いますので、既に取得している既存サイトの会員情報を当てはめていきます。

ここまででImportファイルが完成です。上書き保存します。(Excelで開いているので想像つかないですが、しっかりxml形式で保存されます)

importデータを取り込み

手順はこちら。

1. 再びMagento管理画面にもどり、システム - インポート/エクスポート - データフロープロファイルへ進みます。
2015-04-09 16_50_13-ダッシュボード _ Magento管理画面

2. Import Customersへすすみます。
2015-04-09 17_07_27-プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

3. Importファイルをupload "だけ" します。
ここはMagentoのなぞなところですが、データをimportするときに、uploadとimport実行を同時に行えないようです。
プロファイルウィザードでデータフォーマットが エクセルXML形式 になっていることを確認し、ファイルアップロードへ進み、file1に対象ファイルを指定します。
2015-04-09 17_11_07-Import Customers _ プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

ここでプロファイルを実行へ進みたいところですが、実行すると下記のエラーが。。。
2015-04-09 17_12_45-Import Customers _ プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

よくみるとドロップダウンがありますね。一度アップロードをするとここに選択可能ファイルとしてリストされるので、ここでは右上の 保存して編集を続ける をクリックします。

4. プロファイルを実行をクリックします。
ドロップダウンで先ほど保存したファイルを選択し、プロファイルをポップアップで実行する をクリック。
2015-04-09 17_15_18-Import Customers _ プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

これでインポート完了です。

追記:データフロー:拡張プロファイルについて

Magentoインポート・エクスポートでは拡張プロファイルという機能があります。これは何かというと、エクスポート・インポートする項目を自分で選んで実行することができるという結構すごい機能です。

2015-04-13 17_08_52-拡張プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

先ほどのデータフローの手順でチラッとスクリーンショットに移っていましたが、Magentoにもともとバンドル(というのかな?)されているのは下記の6パターンのインポート・エクスポートプロファイルです。
2015-04-13 17_10_37-プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

ここで左のナビゲーションから"プロファイルのアクションXML"を選択すると、選んだプロファイルのXMLコードが表示されます。拡張プロファイルではこのコードをコピペして使います。(もちろん1からXMLを組んでもいいですが、何の情報もないと辛いのでコピペすることをおすすめします。)

例えばExport Customersを選んで、データフォーマットの項で下記のように”関連付け済みフィールド”を選びます。するとエクスポートしたいフィールドをひとつづつ選ぶことができます。

2015-04-13 17_10_37-プロファイル _ インポートとエクスポート _ システム _ Magento管理画面

ほしいフィールドを選んだら、右上の保存して編集を続ける ボタンを押します。

保存されたら左サイドバーの プロファイルのアクションXML リンクをクリックします。

するとこのフィールドを取得した場合のXMLコードが出力されます。type="dataflow/convert_mapper_column"  の部分をご参照ください。

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