SEO

Webサイト管理者が絶対に知っておくべき、Gooogleからペナルティを受ける17の手口

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Webサイトを運営している方で、どんな方法を使ってでも順位をあげたいという人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しかし順位を上げることにばかりに目がいってしまい、うっかり地雷を踏んでしまうことだけは避けなければいけません。この地雷というのがいわゆる”Googleからのペナルティ通告”です。メジャーなものは知っていても、意外に知られていないものもありますので、今回は今一度、ペナルティの条件についておさらいしてみたいと思います。

1. クローキング

クローキングとは人が見るページと検索エンジンが見るページが違くなるように作りこむことです。

たとえばFlashで作られたページはダイナミックでかっこいいのは間違いありません。しかし、Flashで作ったコンテンツは検索エンジンは解読できないため、人が見たときははFlash、検索エンジンから見たときはHTMLをみせるというやり方がクローキングに当たります。これはアクセス元のIPアドレスによって実現したり、User Agentによって判断します。

2. 重複コンテンツ

ページ数を稼ぐためやスペースを埋めるために同じ文言ををコピペしてサイト内で何度も使ったとします。

並カルビと上カルビの説明ページを別々に作って、中身は同じ文言をつかったとしたらこれは重複コンテンツとみなされペナルティとなります。

WordPressで一つの記事に複数のカテゴリをひも付けた場合、意図しなくても、重複コンテンツと同じ状況を作ってしまう可能性があるので注意してください。私は極力、一つの記事は一つのカテゴリにのみ属するようにしています。

3. 自動生成した記事

重複コンテンツと同じ理由で、コンスタントに記事を投稿するためには、それなりの労力と時間がかかります。何か不便なことがあるとお助けツールやサービスがでてくるのは世の常で、そのサイクルによってこの世界は発展してきたといっても過言ではないと思います。

Webコンテンツも例に漏れず、「時間かかるから機械に書かせればいいじゃね?」という人が当然現れ、既存の記事を少し編集して、新しい記事として自動で投稿するようなツールをつくりました。Googleくらいの天才になるとこんなのはすぐに見破られてペナルティを課せられます。

4. 記事と関係のないキーワードを詰め込む

「東京オリンピック」というキーワードが月10万のサーチボリュームがあったとします。そこで、「東京オリンピック」を入れればこのキーワードで検索した人を自分のサイトに誘導できるといって、「スタイリッシュな冷蔵庫10選」というページの中にいきなり「東京オリンピック」というキーワードが大量に入れ込んだら、それはペナルティになります。

5. 相互リンク

昔からオンラインエチケットとして言われている相互リンクですが、ペナルティになる可能性があります。相互リンクを依頼されたからといって、質の低いサイトにリンクを張ったりすると、自サイトのページランクが下がる可能性があるので注意が必要です。

お金を払ってたくさんの”質の低い”サイトからリンクを張らせるのはブラックハットと呼ばれるSEO業者の上等手段でしたが、これをすると即ペナルティです。気づいてリンクをはがそうとしても、全てのサイトからはずすのは相当な手間がかかりますので、どMな方以外はやめておきましょう。

6. 文字をステルスする

これはかなり昔に流行った方法ですが、キーワードをたくさん書きたいけど、ページが見づらくなったり、スパムサイトっぽくなるのは嫌だ。そんな人が思いついたのが背景と文字色を同じにするやり方です。白い背景に白い文字で書いたら当然人は見えません。これもGoogleさんはしっかり見えちゃいますので注意してください。

7. 極小フォントを使う

文字のステルスと似ていますが、これも限りなく文字を小さくしてそこにキーワードを含んだ文章を埋め込むやり方です。他のフォントに対して異常に小さいフォントを使っていたら、普通に考えて、「見られたくないもの」である可能性が高いです。つまり訪問者を欺く行為をしているということで、やはりこれもGoogleさんに怒られてしまいます。

8. タイトルタグの中に大量のキーワードを入れる

SEOに大切なタグは3つ、Title, h1, b or strongです(b or strong は諸説ありますが)。大切ということはGoogleのクローラーが読むところといえます。それならここにキーワードを大量に入れておけば、たくさんインデックスされるんじゃないか?という考えで始まったのがこの、タイトルタグへのキーワード詰め込みです。

大量のキーワードを詰め込むので当然タイトルはだらだらと長くなります。そしてペナルティを課せられます。最適なのは70文字程度といわれていますので、そのくらいを目安に自然なタイトル付けを心がけてください。

9. 無関係リンクを大量に含んだランディングページ

例えば”SEO”というキーワードに絞ったランディングページを作成したとします。そしてこのページに”SEOでまずやるべきこと”というリンクがあって、クリックしたら健康食品を買わせるページにジャンプしたとします。これはペナルティ対象となります。アクセスを集めやすいコンテンツを作って、そこから本当に来て欲しいページへ誘導する。関連ページだったら全く問題ないですが、あからさまに関係ないリンクをバシバシはるとGoogleさんに怒られます。

10. 大量のドメイン名で一つのWebサイトを指す

aaaaaashop.comというサイトはスペルミスを起こしやすいと思います(aの数を間違えるという点で)。そこでとaaaaaaashop.comやaaaaaaaashop.comのようなスペルミスを見こしたドメイン名やaaaaashop_ny.comのように地名が少し入ったドメインを獲得し、それら全てのアクセスをオリジナルのドメイン、aaaaaashop.comに流した場合はどうなるでしょうか。取りこぼしを集めればそれはそれで大きな数になるので有効な手段のように思えます。これも数個だったら問題ありませんが、それが100個、1000個となるとペナルティ扱いされますのでご注意ください。

11. リッチスニペットを悪用する

リッチスニペットとは下記のように、検索されたタイトルの下に表示される説明文が下記のようにリッチになるやり方です。
rich_snipet
※リッチスニペットの例としてあげているので上記が悪用している例という意味ではありません。

レビュー用の構造化マークアップを使うことでGoogleが自動で生成してくれるものですが、これを逆手にとり、トップページにレビューを張って、評価が高いサイトのように見せかける手法です。Yelpなどサードパーティの評価を自分のサイトで使うこともペナルティの原因になるようです。ここはこちらのサイトで詳しく説明されていますので参照ください。レビューのリッチスニペットでやってはいけないこと3つ、違反すると手動の対策もあり

12. Googleに自動で検索ワードを投げる

昔はAPIでGoogle検索ができたので、プログラムを組めば簡単に自動で検索ワードを投げることができました。これには自サイトのランキングを逐次チェックするようなツールも含まれていました。なぜ過去形かというと、現在ではGoogleはAPIの提供を停止しており、さらに同一IPから大量にクエリーが投げられるとロボット検索防止のauthenticationが入ります。ぐにゃぐにゃの数字を入力させるやつです。

13. アフィリエイトばかり大量に張っているサイト

アフィリエイト広告はブロガーや個人でホームページを持っている方の重要な収入源かと思います。しかしオリジナルコンテンツがないのに過剰にアフィリエイトリンクが張ってあると、これはペナルティ判定されます。アフィリエイトで稼ぎたければ、頭を使って、手を動かしてみんなの為になる記事を書き、その代償としてすこしアフィリエイトで稼がせてもらうくらいのスタンスやったほうが良いと思います。

14. 他のサイトのコピペ

例えばブログをやっている人にとって、記事を頻繁に投稿することは大変な作業です。最初は良くてもだんだんネタもなくなり、他のサイトで書かれていて、いいなと思った記事をコピペしてしまえと思うこともあるかもしれません。これは重大なペナルティを化せられます。もし他のサイトの記事から文章を引用したい場合はblockquoteタグを使いましょう。blockquoteタグの使い方については、以前Webサイトでペナルティにならない引用文の設置の仕方を GoogleのMatt Cutts氏が解説でご紹介させていただきました。

15. だましのリダイレクト

自身のサイトのドメインを変えた場合などは古いサイトに301リダイレクトを入れて新しいサイトへ流す設定をすると思います。これは全く問題ありません。Googleも整理整頓できるのでうれしいと思います。しかし、これを意図的に無関係のサイトへリダイレクトしていた場合はペナルティが課せられます。最近はさすがに見なくなりましたが、昔は、あるページのリンクをクリックするとリダイレクトされて何かを買わせるページにランディングしたりしました。ペナルティになるのでやめましょう。

16. クローンサイト

同じサイトを違うドメインで複数作った場合、これはペナルティが課せられます。先に紹介した重複コンテンツや他のサイトのコピぺの延長線上ですね。何のためにこんなことをやるかというと、”逆SEO”の1施策だったりします。逆SEOとは自身に関係あるサイトやポジティブな意見を言っているサイトで検索結果の1ページ目を独占し、競合を2ページ目以降に追いやる といった、敵のサイトをおとしめる手法です。健全な方法でたくさんのサイトを作り、結果逆SEO効果があったのであれば問題ありませんが、安易に同じサイトをたくさん作って逆SEOをやろうとすると、ペナルティを課せられます。

17. 大量の内部リンク

内部リンクはページランクを上げるために重要な手法の一つであるというのは恐らく本当ですが、これを逆手にとって無用な内部リンクを乱発するとペナルティ判定を受けることがあるようです。これはブラックハットSEOとホワイトハットSEOのどちらにも属さないいわゆるグレーハットSEOの分野なので、やっている方もたくさんいると思いますが、怒られる可能性があるので、派手にやるのは避けたほうがよさそうです。

まとめ

こうしてみていくと、ペナルティ判定の共通点はとても単純なことです。

検索をした人に予期しないコンテンツを表示させる可能性があるものがペナルティとなる

これに尽きます。あまり小手先でアクセスを稼ごうとせず、時間はかかっても地道にコンテンツを増やしていくのが一番の近道であり、息の長い人気サイトを作る秘訣だと思います。ぜひ頭を使って、手を動かして、みんなの為になるサイトを作っていきましょう。

All photo reserved by http://www.flickr.com/photos/jeremyhall/
参照:http://www.searchenginejournal.com/17-ways-to-get-de-indexed/

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