と言われたらなんと言いますか?
おそらく多くの人は、comとnetは何にでも使えて、orgは非営利組織用
と答えるでしょう。
確かにもともとはそのように使い分ける構想でした。そういった経緯があるから、orgドメインを使っている団体は非営利のものが多く、結果として人々 が「今でもそういうものなんだ」 と認識してしまっているのだと思います。
覚えておいてください。
orgドメインは誰でも、どんな用途にも使えます
現在はorgドメインはPublic Interest Registryという機関によって管理されています。
http://pir.org/products/org-domain/
確かにnon-profitを推奨している旨が書かれています。
Your organisation inspires people to make a difference, but getting the word out isn’t always easy. That’s why the .org domain has been a haven for nonprofits and do-good organisations for decades. It has helped reshape the online world by advancing causes, creating opportunities, and making our communities more open and collaborative.
意訳:非営利団体を運営している人にとって、存在を世の中に発信するのは簡単なことではありません。orgドメインはそういった要望にこたえるべく数十年前からが存在しており、オンラインの世界をわかりやすく、人々により多くの機会を与え続けています。
一方で営利目的について、下記の一文がありました。
For your business
In an age where corporate social responsibility (CSR) programs and crisis management planning are on the rise and more transparent, .org stands as the natural domain of choice for businesses
意訳:企業の社会的貢献や危機管理マネジメントの必要性は日に日に増しており、orgドメインは営利団体にも利用される中立的なドメインとなりました。
つまり、営利目的も容認しているということがわかります。
SEOに有利といううわさについて
SEOの世界では
「orgドメインは信頼性があるから、orgドメインから被リンクを受けると検索上位に表示されやすい」
といううわさが流れたこともありますが、先の状況を見る限り、可能性は低いです。
eduドメインなどは取得に細かな条件があるので、こちらなら或いはあり得るのかもしれません。
eduドメイン取得条件について。(英語です)
http://net.educause.edu/edudomain/eligibility.asp
どんなケースでorgドメインが必要になるか
ドメインは覚えやすいことも、重要な用件になるので、強い理由がない限りcomやco.jpを使うのがよいです。
ではどんなケースでorgを勧めるかというと、自分がどうしても取りたい名前がcom や co.jpで使われている場合です。
開発者やIT関連の人でもなければ、普通にネットサーフィンをしているとcomなのかorgなのかなんて意識はしていないと思いますが、全世界で10%にも満たない数です。 ということは使いたい名前が空いている可能性が高いです。
出展:http://techcrunch.com/2013/04/08/internet-passes-250m-registered-top-level-domain-names/
わたしも利用しているエックスサーバでは定期的にドメイン取得の割引キャンペーンをやっています。最近orgドメインも割引対象になったようなので、orgドメインを検討されている方は、こういうキャンペーンを利用して無駄な出費を省きましょう。
ドメイン名取得&無料レンタルサーバーサービス『エックスドメイン』