洋服がそうであるようにウェブデザインにも流行りがあります。今年はフラットデザインが猛威を振るいました。アンテナの高い先進的なウェブサイトを皮切りに、Windows8やiOS7でのフラットデザイン採用で一気に広がった というところでしょうか。フラットデザインは多デバイス対応=レスポンシブデザインと密接に関係しているので、今後数年でこの波はイノベーター理論でいうところの、マジョリティーに到達することが予想されます。
そんな中で少し気が早いですが2014年のトレンド予測です。
1. ネオン
街中を歩いていると、店の看板や入り口にきらびやかなネオン光を見ることがあります。洋服でもたしか去年か一昨年に流行りましたよね。Webの世界にも到来するかもしれません。
2. アイキャッチーな文字デザイン
今までのウェブサイトでは見たことがないような、魅力的でかっこいい文字デザインを前面に出すウェブサイトデザイン
3. ブロックデザイン
全く異なる色やデザインのブロックを隣り合わせに、そして不揃いに並べる手法です。フラットデザインにはとても親和性が高い方法で、ひと目でサイトの構成やスローガンを伝えることができます。
4. 最小化
1ページに載せる情報を最大限まで減らし、掲載する画像で情報を伝える方法です。訪問者はサイト内で迷うことがなく、かつ頭の中で”膨大な情報を処理する”という仕事をする必要がありません。
5. 白黒
1のネオンと相反するデザインです。白黒にすると高級感がでたり、歴史を感じさせることができるため、私のクライアントにも商品の開発ストーリーページなどで白黒ページを提案することがあります。
6. 地図をバックグラウンドにする
オフィスやお店の場所をマークした地図を背景として使ってしまう方法です。お問い合わせページのみに使ったり、サイト全体で使ったりします。
デバイスが多様化している現在、サイトを閲覧する状況も様々です。カフェ、電車、学校、職場、外、家の中、家の中でも自分の部屋、トイレ、お風呂など、部屋の数だけ場所の数だけ可能性があります。
それぞれの場所で光の強さも違いますし、デバイスの物理的な安定性、ネットワーク速度も違います。デバイス自体がそれぞれのシーンに合わせて進化してきたように、中身のウェブサイトもそれにあわせて進化していくのが必然だと思います。
今回は6つのトレンド予測をご紹介しましたが、デザイナーの数だけ、人の数だけ可能性はあります。投稿した本人が言うのもなんですが、本当はここで挙げた予測を大きく裏切った、全く新しい手法が現れてくれることを、心から楽しみにしていたりします!当方プログラマー寄りの人間のため、大半をCSSで実装できるデザインが流行ることを切に希望。。